撮影スタイリング

カメラは撮影者の意図を知らない

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カメラは撮影者の意図を知らない

自分のカメラと理解し合うということ

カメラの役割と撮影者の役割の話の最後に「カメラは撮影者の意図を知らない」ということを書きました。カメラさんは、撮影者の設定したとおりに像を写し記録する。撮影者が何をどのように撮りたいのかをカメラさんが知っているわけではない、という当たり前のお話でした。

参考カメラの役割と撮影者の役割

畑本
デジタル写真教室 講師 畑本です。
今回は、撮影者の意図についてのお話。撮影意図をカメラに伝えなければ、写った写真を見た人にも伝わりませんよというお話です。

撮影者の意図とは?

撮影者の意図とはなんでしょうか?
撮影意図に正解はありません。目に映った。だから撮る。それで充分だと思いますし、充分ではないかもしれません。決まりはないのです。

シャッターボタンを押せば写真を撮ることができます。しかし、シャッターボタンを押すだけでは撮影者の意図を反映させることはできません。撮影者は、撮影意図が反映されるようにカメラの設定をする必要があるのです。

フレーミングも設定の1つです。写真の枠の中に、何をどの位置でどのように入れるのかというフレーミング。それもカメラさんに意図を伝える設定の1つといえます。そして、それはとても重要な設定要素でもあります。

もし、カメラの機能や仕組みに詳しくなくても、このフレーミングだけでカメラさんに撮影意図を伝えることも可能です。言葉の違う人が互いに身振り手振りで意思疎通を図ろうとするのにも似ています。意外に上手く通じ合えたりすることもありますよね。

理解し合いたいという気持ちが大切です。同じように、カメラさんと撮影者もフレーミングなど極基本的な設定要素だけでも、伝えたいという思いがあれば伝わるものです。

カメラや写真やデジタルな知識の全てを学んでいなければ良い写真が撮れないなんてことはありません。

撮影意図がない写真はダメ?

写真撮影の際、撮影意図が無ければ良い写真にはならないといわれることがあるかもしれません。それは本当でしょうか?そもそも撮影意図がないという事があるのでしょうか?

撮影意図があったからこそシャッターボタンを押したわけです。そこに意図が無かったのではなく、カメラさんに撮影意図を伝えることができていなかったのです。

カメラさんに撮影意図を伝えることをしなかった写真。それを見る人に伝わるはずがありません。

自分の目に映ったモノ

目に映った。だから撮る。先ほども書きましたが、それで充分だと思います。惹かれる何かを感じたから目に映ったのです。目の前にはいろんなモノが溢れています。でも、全てのモノが目に飛び込んでくるわけではありませんよね?そんなことがあったら頭の中が忙しくて混乱します。

視覚は、何かを感じたモノだけを認識するようにできているんです。凄い能力ですね。だから、それに従って目に映ったモノを素直に撮れば良いのです。

つい「これはいいかな。。。」と撮らずにスルーしてしまいがちです。可能な限り撮ってあげて欲しいです。カメラさんとコミュニケーションしながら。カメラさんは、あなたの撮影意図を必死に理解して、良い写真に仕上げようとしてくれます。

カメラさんとより深く理解し合いたければ...

カメラと写真とデジタルな知識を全て学ばなくても良いと書きました。でも、自分のカメラさんとより深く理解し合いたいと思ったら知識を増やしていくことも大切です。

どこまでの知識? それは、あなた次第です。まずは、ご自分のカメラさんの取扱説明書を読んでみましょう。理解できない機能や言葉があるのであれば、ベーシックな書籍などを読んでみましょう。当ブログでも解説していきます。

先日も、ご紹介した 写真総合 も幅広く基本的なことがまとまっているのでオススメです。その他にも、いろいろあるので本屋さんを覗いてみてください。

フォトマスター検定「写真とカメラの実用知識検定」

また、もう少し、しっかり知識を習得してみたいという方は、フォトマスター検定 がオススメです。正式名は「写真とカメラの実用知識検定」といいます。2006年の第4回から文部科学省後援の民間資格になりました。

2017年は第15回でした。次回は第16回です。3級、2級、準1級、1級 とレベルが分かれているので自分の段階にあったところから受験してみるのも良いでしょう。いきなり1級を目指す人も3級、2級の問題を解いてみて9割以上理解できてから次に進むとスムーズです。

準1級から極端に難易度が上がります(合格率20%程度)。問題を見てみて楽しそうと思えたらチャレンジしてみるのも良いです。かなりマニアックな問題が出題されるので面白いですよ。1級は、おそらくプロのカメラマンでも勉強しないと難しいレベルです。レベルというか問題がマニアックすぎます。面白いですよ。

私は使いませんでしたが参考書としては、体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ という書籍がオススメというのをよく見かけます。2017年12月8日には第4版に生まれ変わって発売されるようです。カメラの世界もデジタルになってどんどん進化しています。次回の第16回を受けてみようと思う方は参考になるかもしれません。

畑本
カメラの取扱説明書を読んだことありますか?「どっかいっちゃった...」なんてことはありませんか?もし無くしてしまったならインターネットでPDF版をダウンロードできる場合がありますので探してみてくださいね。取扱説明書は、カメラとあなたの共通言語を学ぶツールです。
あなたの思いを知りたくて、カメラさんは待っているはずですよ。

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 カメラの役割と撮影者の役割

プロフィール

畑本伸一

 奏でる写真作家| 畑本伸一
1969年 大阪市生まれ 京都市在住。写真作家|写真は音を奏でるだろうか。そんな事を考えながら写真を撮っています。デジタル写真教室 講師フォトマスター検定1級写真印刷ツールデザイン制作|写真・カメラ・Webメディアに関する執筆。  共著:Pinterestビジネス講座(翔泳社出版)  詳しいプロフィール
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