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フード&ドリンク

週末はフレンチトースト。作り方を完全に間違えていた19の春。

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フレンチトースト 少し焦げる

フレンチトースト

いつ、どこでだったかは忘れてしまったが子どもの頃、卵と牛乳がしみ込んだ食パンを食べたことがあった。その後、フレンチトーストというものだと知った。その食感、その甘さはずっと忘れずにいたけれどフレンチトーストそのものの存在は記憶の中から消えていた。

19歳のあるときふと思った。あの食感。あの甘さはなんだったっけ? もう一度食べてみたい。

当時は兵庫県の明石で一人暮らしをしていた。いまならノートパソコンを開いてブラウザの検索ボックスに「フレンチトースト 作り方」とキーボードをたたけばすぐに作り方を知ることができる。そんなライフスタイルが当たり前になる以前の話だ。

そもそも「フレンチトースト」というキーワードも忘れて頭の中に無い。食パンとバターと牛乳と砂糖の甘くて柔らかな食感。それだけを頼りにして作ってみた。

食べてみた。違った。全く違った。何が違うのか? まず食感が違う。ふわふわ感が無い。甘さも違う。甘いところと味気ないところがまだらになっていた。何がどう間違ったのかわからないまま、また時が過ぎていく。

どこで覚えてきたのか息子がフレンチトーストを作ると言い出した。あの食パンとバターと牛乳と砂糖の甘くて柔らかな食感であるはずがべたっとしたまだらな甘さになるフレンチトースト。ではなく甘くてふわふわ感のあるフレンチトーストがどうやって作られるのか様子をうかがって見ていた。

フレンチトースト

食パンを卵液に浸してしみ込ませる。

これだ! この工程をやっていなかった。19の春に作ったフレンチトーストはフレンチトーストでは無く卵液に食パンを挟んで焼いたものだったと気がついた。

19の時 君 家を出てから この町ひとり アパート暮らし

頭の中に浜田省吾の曲が寂しく流れる。

フレンチトーストを考えた人はすごい。4世紀終わりから5世紀初めにかけて編纂された料理書アピシウスの中に記録があるとかないとか。それから週末はフレンチトーストが続いている。

フレンチトースト

今日も元気に楽しく♪

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